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ESTA渡航で入国拒否をされないために注意すべきこと

    アメリカに渡航する際に取得するESTA。実はさまざまな危険が潜んでいます。

    アメリカはセキュリティーに厳しい国なので入国する際にはかなり注意する必要があります。一歩間違うとアメリカに入国拒否されるなんてこともあります。

    この記事ではアメリカのESTA入国で知っておくべきことについて詳しく解説してあります。

    ESTAで滞在できる期間はどれくらい

    アメリカではビザなしで90日間のみ国内に滞在することができます。アメリカではオンラインでESTA(Electronic System for Travel Authorization)を取得することで入国を許可されます。出発の72時間前までに申請を行い、パスポート、帰りの航空券を所持していれば基本的に渡米することができます。

    ESTAの申請に関しては、こちらの外務省ホームページで行うことができます。

    ESTAで何度でも入国できるのか?

    アメリカでESTAで何度も入国を考えている人はかなり注意が必要です。冒頭でもお伝えしたようにアメリカは入国のセキュリティーにかなり厳しい国なので、1年に何度も入国していると怪しまれてしまい入国拒否をされる可能性があります。

    一般的にESTAでのアメリカ入国は1年間3回、合計滞在日数180日以内が限度とされています。それ以上超えてしまうと入国拒否される確率が高いとされてます。また2か月以内の再渡航も危険とされています。トランプ政権になってからアメリカの入国審査はかなり厳しくなっているので、細心の注意を払う必要があります。

    ESTAでのアメリカ滞在で注意すべきこと

    ESTAでアメリカ滞在をする際にいくつか気をつけておくべき点があります。

    ESTAの更新をしておくこと

    ESTAは1度の申請で2年間のみ有効です。したがってESTAの期限が切れた後は再申請する必要が出てきます。特にパスポートを更新してESTAを更新し忘れるということも頻繁に起こるので注意が必要です。

    ESTAの期限切れ1か月前には期限切れに関するお知らせメールが登録前に届きます。もし再申請し忘れていた場合は、空港で直前申請することも可能です。

    観光/商用目的以外はNG

    ESTAで渡航する際はその目的が観光か商用である必要があります。よくESTAは観光目的以外NGと勘違いしている人がいますが、実際はビジネス目的でもアメリカに入国することができます。

    ESTAでアメリカに来て働いてお金を稼ぐことはできないので注意してください。例えば、日本食レストランでバイトをしたり、アメリカ企業で有給インターンシップを行う場合は、強制帰国になり、さらに数年間アメリカの入国を禁止されてしまいます。

    中東旅行に注意

    トランプ政権になってから、中東に今まで渡航したことのある人に対して、理不尽な入国拒否が多発するようになりました。特に気をつけなければいけないので、今まで、「シリア、イラン、イラク、スーダン」に渡航経験のある方はESTAで入国することができなくなりました。

    世界1周旅行や、バックパック旅行などで中東に旅行する場合は、一度立ち止まって考えてみましょう。完全にアメリカに入国できないわけではないので他のビザを取得する必要があります

    海外に行って再入国を繰り返す

    ESTAの期限である90日を超えてアメリカに滞在するという目的でメキシコなどの隣接した国に短期間滞在し、アメリカに再入国する方法があります。このような方法では、理論上アメリカに再入国でき、さらに90日間ステイすることができます。

    1度程度なら大丈夫ですが、2度、3度となると当然ながら入国審査官の目は厳しくなります。一度入国拒否にあってしまうと、一生そのレコードはアメリカに残ってしまうので、後々アメリカからビザを取りづらくなったり次の入国に悪影響を及ぼします。

    オーバーステイしてしまったら・・?

    ESTAで定められている90日をもしオーバーしてしまった場合、どのような事態が待っているでしょう。アメリカに1日でもオーバーステイしてしまうと移民法違反になってしまうので全てアメリカ側に記録が残ってしまいます。このオーバーステイは飛行機の遅延などの仕方のない理由も含まれてしまうので滞在期間ギリギリのスケジュールを組むのは控えた法が良いです。

    また180日以上のオーバーステイをアメリカで行った場合、3年間のアメリカ入国禁止、1年以上のオーバーステイの場合は、10年間の入国禁止の制裁が待っています。このような過度なオーバーステイをしてしまうと、今後アメリカから学生ビザやグリーンカードを取れることはまずないでしょう。

    オーバーステイしたらESTAでは一生入国できない

    ESTAでアメリカに入国し、オーバーステイしてしまうと、次回からESTAで再入国することはできません。次にアメリカに入国する際は、渡航目的が観光で滞在時間がいくら少なくても、何かしらのビザを取る必要があります。

    アメリカはビザ取得にかなり厳しい国です。他のビザを取るのも簡単ではありません。過度なオーバーステイをしてしまうと下手すれば一生アメリカ入国禁止なんてこともありえます。アメリカに渡航する場合は、オーバーステイに関して細心の注意を払う必要があります。

    ESTAの入国審査は就労を疑われる

    アメリカで入国できるか否かはアメリカの空港の入国審査官の判断に委ねられています。入国審査官に怪しいと思われてしまうと別室に連れて行かれ入国拒否される可能性が出てきます。アメリカに入国するためのビザを持っている場合ですら、入国拒否される可能性があるほどアメリカの入国審査は簡単ではありません。

    アメリカの入国審査での判断材料は主に以下の2つです。

    ・アメリカ人の雇用を不当に奪わないこと

    ・アメリカでテロなどを起こさないこと

    最も注意すべき点は、「アメリカでの就労」を疑われることです。アメリカは就労ビザを持っていない外国人のアメリカでの就労に対してかなり厳しいです。ESTAでの渡航時に、「アメリカで就労するのではないか?」と疑われることが最も入国拒否で多い事例です。

    例えば、アメリカで毎度ESTAの期間ギリギリの90日間にわたる滞在を複数回繰り返す場合などが該当します。「ESTAでアメリカに来て就労しているのではないか?」と疑われると別室に連れていかれ多くの質問を受けることになります。

    ESTAでの入国審査では嘘をつかない

    ESTAでの入国審査では、アメリカに何の目的で渡航しているか質問されます。この時に下手な嘘をついてしまうと、本来合法的にアメリカに渡航しているにもかかわらず、別室に連れていかれ入国拒否になるケースもあります。

    例えば商用目的でアメリカに来ているにもかかわらず、アメリカに観光目的で来ているなどと言ってしまうことです。この時何らかの形で嘘をついていることが入国審査官にバレてしまうと、「なぜ嘘をつく必要があるのか?何か隠しているんではないか?」と疑われ入国拒否にあいます。

    先ほども述べたように一度入国拒否の記録をつけられてしまうとアメリカに再入国するのはかなり厳しくなってしまうのでかなりの注意が必要です。

    アメリカに移住する方法

    ESTAでアメリカに何度も入国する際はさまざまなリスクがあります。アメリカは入国のセキュリティが厳しいので一度入国禁止になると一生再入国ができないという可能性も少なからずあります。