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アメリカ入国審査の注意点まとめ

    アメリカは日本より圧倒的にセキュリティーの厳しい国です。

    アメリカの入国審査はかなり厳しいので準備を全くせずアメリカに入国しようとするのはかなりリスキーです。

    この記事では、アメリカの入国審査に関して気をつけるべき注意点を詳しく解説します。

    アメリカ渡航にはESTAの申請が必要

    皆さん忘れがちですが、アメリカに入国する際には必ずESTAの申請が必要になります。ESTAを取得することでアメリカに最長90日間までステイすることができます。アメリカを経由して他の国行く場合もESTAを取得する必要があります。

    ESTAはオンラインで申請

    ESTA申請はオンラインで行うことができ、渡航約3日前の申請が推奨されています。中東に行ったことのある方はESTAの申請ができない等、気をつけるべき点がいくつか存在するので、興味のある方は以下の記事を参照ください。

    税関申告書を飛行機でもらう

    ESTAを取得し、日本を出国した後、飛行機に乗っている間に記入しなければいけないのが、税関申告書(Customs Declaration Form)です。通常、税関申告書はCAから配られるのですが、飛行機で寝ていたり、トイレに行ってたりして、もらい損ねた場合は以下の英語を使ってみましょう。記入方法はこちらを参考にしてみてください。

    Can I have customs declaration form in Japanese?

    税国申請書は英語で

    税関申告書に記入する際はかならず英語で行いましょう。アメリカに持ち込めないものは領事館のウェブサイトで確認しましょう。肉製品や果物が持ち込めないことに加え、スナック菓子の中にも持ち込めないものもあるので十分に気をつけてください。

    持ち込んではいけないものを持っているにも関わらず、税関申告書にて申請しなかった場合、多額の罰金を科せられる場合があるので注意しましょう。

    一般的な入国審査の流れ

    さてアメリカに飛行機が着陸した後の入国の流れは以下の通りです。

    飛行機着陸→入国審査(Immigration)

    →荷物の受け取り(Baggage Claim)→税関(Customs Declaration)→入国

    飛行機を降りたらそのままImmigrationのところへ行きます。Immigrationはアメリカ市民(US Citizens)と外国人(Non-US Citizens)のレーンに分かれているので、Non-US Citizensの方へ並びましょう。

    アメリカの入国審査は長い

    アメリカは世界中から多くの外国人が集まる国です。したがって入国審査はかなり長いです。アメリカの空港によっては入国審査だけで1~2時間待たされることもあるので飛行機を降りた段階でかならずトイレを済ませておくようにしましょう。

    空港によってはAPCがあるところも

    アメリカの空港のいくつかではAPC(Automated Passport Control)と呼ばれる入国審査に時間をかけずに円滑に行うための装置が導入されています。APCでは言語選択で日本語を選択できるので、機械の指示に従っていれば問題ありません。

    このAPCで自分の情報を登録した後は、有人の入国審査へと向かいます。アメリカ入国が2回目以降の方は、審査がより簡素な別のレーンに回されることもあります。

    アメリカの入国審査で聞かれること

    アメリカの入国審査では審査官からいくつかの質問を受けます。英語が話せないから不安だと思うかもしれませんが、単語だけで答えて大丈夫です。審査官も外国人が英語ができないのはわかっていますから簡素に回答して問題ありません。

    アメリカの入国審査で主に聞かれることは以下の通りです。

    ・なぜアメリカに来ているのか?

    ・アメリカにどのくらい滞在する予定なのか?

    ・アメリカのどこに泊まる予定なのか?

    ・職業は何なのか?

    入国審査の答え方

    入国審査はどのように質問に答えていいか疑問に思う方は少なくないでしょう。アメリカの入国審査に使える英会話フレーズをまとめました。

    1 渡米目的を聞かれる場合

    質問:What’s the purpose of your visit? (どのような目的でアメリカに来ているか?)

    回答:Sightseeing. (観光です)/ Business.(ビジネスです)

    2 アメリカ滞在期間を聞かれる場合

    質問:How long will you be staying?(どのくらいアメリカに滞在しますか?)

    回答:Just for a week.(一週間だけです)/ For 3 days.(3日間です)

    3 アメリカでどこに滞在するか聞かれる場合

    質問:Where are you staying?

    回答:At ○○ hotel in Los Angeles.(ロサンゼルスにある○○ホテルです)

    4 職業について聞かれる場合

    質問:What’s your occupation?

    回答:Student.(学生です)/ Engineer.(エンジニアです)Sales.(営業です)House wife.(主婦です)

    アメリカの入国審査でたまに聞かれること

    上で説明以外にも入国審査官からたまに聞かれることがあるので、シェアします。

    1 帰りのチケットについて聞かれる場合

    質問:Do you have a return ticket?(帰りのチケットは持っていますか?)

    回答:Yes. (はい、持ってます)

    2 アメリカの入国回数について聞かれる場合

    質問:First time in the States?(アメリカに来るのははじめてですか?)

    回答:Yes.(はい、はじめてです)

    3 指紋認証について

    審査官:Please put your finger on the device.(この装置の上に指を置いてください)

    4 写真撮影について

    審査官:Look at the camera. Take off your glasses.(カメラを見てください。メガネを取ってください)

    相手が言っていることがわからない場合

    入国審査で相手の英語が聞き取れないことが必ず出てくると思います。そんな時に審査官に聞き返すときに便利なフレーズを紹介します。

    Excuse me?/ Could you repeat that?(今何て言いましたか?もう一回言ってください)

    この2つのフレーズを覚えておけば基本的に大丈夫です。

    英語ができないと伝えたい場合

    もし何度も聞き取れず、自分が英語に弱いことを伝えたい時は、以下のフレーズを入国審査官に伝えましょう。

    I am not good at English.(英語があまり上手くありません。)

    入国審査で怪しまれないようにするには

    入国審査では入国審査官にできるだけ怪しまれないようにする必要があります。入国審査官に怪しいと判断されてしまうと、別室に連れて行かれる可能性が高いです。以下に気をつけるべき点を簡潔にまとめました。

    ・小さい声で答えない

    声が小さいと何か隠し事をしているんではないかと思われます。

    ・必要以上に答えが長い

    英語ができないにも関わらず質問に長く答えてしまうと最悪の場合、別室に連れていかれます。

    ・仕事をしていない人

    入国審査の主な目的はアメリカでのビザなしでの不法労働を防ぐためです。無職と答えてしまうとアメリカでそのまま仕事をするんではないかと思われてしまうので注意しましょう。

    アメリカの空港の税関で気をつけること

    入国審査官の質問に答えた後は、税関へ行き、そこで飛行機の中で記入した税関申告書を記入します。基本的には何も税関から口頭で質問されることはないですが、時々以下のような質問をされることがあります。

    税関:Do you have anything to declare?

    何も申告する物がなければ、No I don’t. と答えましょう。もし何か申告する物があれば、Yes, I do. と答え、申告物を見せましょう。先ほども述べましたがアメリカでの虚偽の申告は罰金の対象になるので十分気をつけてください。

    まとめ

    アメリカの入国審査はシンプルで何も問題なく進めるものでもありません。入国審査官から怪しまれると別室に連れて行かれてしまいます。この別室では携帯電話も使用禁止なので、家族や友人とも連絡を取ることができないので、迷惑をかけてしまいます。渡航前に前もってESTAを取得し、アメリカにすんなりと入国するために入国審査の準備をしっかりしましょう。