アメリカの治安ってどうなの?って気になりませんか?
アメリカに旅行する方やアメリカに移住する方は実際にどれほど危険なのかを知っておく必要があります。アメリカは先進国の中でも危険な国です。しかしほとんどの場所は安全なので、いくつかの点を気にすれば何の危険もなく生活することができます。
この記事ではアメリカの治安について詳しく解説します。
日本人が抱きがちなアメリカへの先入観
「アメリカ人は皆銃を持っている」
「アメリカはかなり危険」
日本人はこのようなステレオタイプを抱きがちですが、これは大きな間違いです。
アメリカ人全員が銃を持っているわけではないですし、アメリカのどこでも危険ということでもないです。銃の保有率は州によってかなり異なります。
カリフォルニア州ではアメリカ人のほとんどが銃を持っていないのに加えて、テキサス州では、ほぼ全員所有しているのような感じです。したがって皆さんの持っている先入観は、アメリカの一部には当てはまります。
地域によって差がある
アメリカの治安ははっきり言って場所によってかなり異なります。
したがってアメリカの治安が悪いとは完全には言えません。
ロサンゼルスを例にしてみましょう。
ベバリーヒルズは全米でもかなり治安の良い都市に分類されますが、ロサンゼルスの少し南に位置するコンプトンは全米トップ5に選ばれるほど治安の悪い都市です。このように近くの町でも治安に天と地の差があります。
1ブロック差でも治安が異なることも・・
アメリカでは1ブロック差でも治安が大幅に違う地域も存在します。1ブロック先に行くと、一人で歩けないような路地裏があったりします。つまり同じ都市の中でも場所によって大きく安全度が変わってきます。
貧富の差による治安の違い
アメリカの治安が悪い原因の一つに貧富の格差があります。
アメリカは資本主義の国なので、金持ちと貧乏人の差がかなり激しいです。
ホームレスや貧困層の集まる地域は必然的に治安が悪くなります。政府もそのような場所に対してはお金を払わないため、悪循環になっています。治安の悪い地域は麻薬の取引等も頻繁に行われているので近寄らないことをおすすめします。
治安が悪い場所の見分け方
アメリカで治安の悪い場所を避けるため、危険な場所の見分け方をシェアします。
芝生がない
治安の良い地域の住宅街は必ず芝生があります。逆に言うと、芝生のないの地域はあまり安全だということはできません。自分の住む場所や住宅街を歩く時に芝生があるかないかは大きな判断材料になります。
窓に鉄格子がついている
危険なエリアの家の窓には鉄格子が必ずついています。治安の悪い地域では、窓を破られて侵入される恐れがあるため、多くの店は泥棒対策をしています。
舗装されていない道路
治安の良い地域は政府からお金が回ってくるため、道路が完璧に舗装されています。逆に治安の良くない場所では道路が凹んでいたり、ゴミが道路に散らかっています。治安の良いビバリーヒルズなどでは、道路のゴミを綺麗にする人が雇われているため、道路が汚れることはありません。
ボロい車が路駐されている
治安の悪い地域には貧困層の方が多く住んでいるため、高級車などが道路に止められていることはまずありません。危険な地域にはガムテープで止められたり、塗装が剥げているような車が多く停まっています。
アメリカで気をつけた方がいいこと
アメリカで危険を避けるために気をつけた方がいいことをシェアします。
一人で出歩かない
アメリカでは昼、夜に関わらず、一人で出歩くことはできるだけ避けた方がいいです。特に夜はほとんど人が歩いていないので、日本のようにコンビニに行く感覚で夜に出歩いてしまうと、危険な目に合う可能性はなきにしもあらずです。
高級品を身につけない
アメリカ人は日本のように高いブランド品をあまり身につけません。ベバリーヒルズに住んでいる一部の富裕層がそのような格好をして出歩くような感じです。アメリカに来て、ブランドをいっぱい身につけて歩いていると現地人ではないことがすぐにわかるので、ターゲットの対象になりやすくなります。
アメリカの大半の場所の治安はそこまで悪くない
アメリカは銃ばかりで危険な地域ばかりと誇張されがちですが、実際に生活する上でそこまで危険を感じるシーンは多くありません。
銃乱射事件や殺人事件は確かにアメリカで何度も起こっていますがそれはアメリカのほんの数%の治安の悪い場所です。
今回の記事で紹介したことをきちんと守って生活すれば危険にさらされることはほとんどないと言えるでしょう。しかし日本より危険なことは事実なので、常に緊張感を持つことは必要不可欠です。