アメリカは企業に最適な国です。
- テクノロジーの進歩により起業が容易になった
- 多くの人が今の仕事に満足していない
- 起業する人が実は減っているのでチャンス
- 競合他社とのコラボレーションで可能性が広がる
- リスクを取らずに副業として起業できる
- 解雇の心配から解放される
- グローバル化により、安価な仕入れと市場拡大が可能
- ベンチャー企業への就職希望者が増加
- 多くの規制や制限を受けない
これらの理由とともに、アメリカで起業するための基礎知識を解説していきます。
アメリカは起業しやすい社会環境が整っています
起業に関する世界最大の調査機関であるグローバル・アントレプレナーシップ・モニターの調査によると、日本は世界の先進国の中でも稀に見る「起業意識の低さ」とされています。中国、韓国、フィリピン、ベトナム、メキシコといった国々と比べると、その差は歴然としていて、日本では、働くということは就職することであることが多く、起業を奨励・支援する社会システムが確立されていないことを反映していると思われます。
起業とは、自分自身の経営者として事業を営むことです。自分が経営者、多くは社長として、日々の経営を任されるのです。ビジネスが成功すれば、経済的にゆとりのある生活を送ることができるようになり、時間や場所の自由も得やすくなります。
アメリカ社会では、起業はアメリカンドリームを実現するための最初のステップで、起業を志す人を支援する制度が整っており、安心して起業することができます。「いつかは独立したい」と願う人たちにとって、理想的な社会環境といえるでしょう。
ITの進化に伴う企業経営の合理化、ブランド構築に最適なソーシャルネットワーキングサービスの普及により、より低コストでスタートアップができる時代になってきました。今こそ、起業について学び、将来の起業に向けた計画を立てる絶好の機会かもしれません。
アメリカには起業方法がたくさん
アメリカには、さまざまな起業方法があります。自分のビジネスアイデアに基づいて会社を設立し、資金を準備し、事務所を構え、人を雇い、マーケティングや営業活動で集客し、顧客を見つけるというのが典型的なパターンですが、これまでのキャリアで培った知識や技術をもとに独立する、オーナーから営業権の譲渡を受けて独立する、資格取得後に特殊技能者として一から専門的なビジネスを始めるなど、起業の形は実にさまざまです。
また、既存事業の資産を引き継いだり、会社そのものを買収したり、フランチャイズの権利を購入したりして、自分自身の事業として新たに始めることも、一般的な起業の形態です。
自分のレストランを開きたいと思っていたシェフの場合、ゼロから物件を探してレストランとして改装するよりも、米国で販売されている既存のレストランを取得する方が有利な場合があります。すぐにレストランの什器や設備、外観を手に入れることができ、より短期間かつ低コストで憧れの「自分のレストラン」をスタートできるかもしれません。
また、フランチャイズという選択肢もあり、初期に多額の資金が必要ですが、本社のサポートにより全国レベルで質の高いビジネスをスタートさせることができます。ビジネスモデル、設備、教育システム、仕入れ、販売ノウハウなどがパッケージ化されており、未経験でも短期間で軌道に乗せることができるのが魅力です。ゼロからビジネスを始めるほどのアイデアがない場合は、売り出し中のビジネスやフランチャイズ情報に目を通しておくのも選択肢のひとつでしょう。
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起業時に留意すべき6つのポイント
日本でもアメリカでも、スタートアップを成功させるための第一歩は、事業の核となるビジネスプランを策定することです。事業の内容は違っても、ビジネスプランを策定する際の心構えは基本的に変わりません。
1. 毎日考える
1つ目は「毎日考えること」。事業構想は将棋と同じで、将来を見越して組み立てても、行動を起こすと状況が変わり、また組み立て直さなければなりません。毎日考え、毎日書き換える。書き換えれば書き換えるほど、ビジョンは実現可能なものになっていくのです。
2. 相談する
2つ目はできるだけ多くの人に相談すること。何かプロジェクトを思いついたら、できる限り多くの人に相談しましょう。相談を重ねるうちに、事業構想のレベルは飛躍的に上がっていきます。
3. 曖昧な表現をなくす
3つ目は曖昧な表現をなくすこと。具体的なイメージがないと、つい「たくさん」「これくらい」「だいたい」など、曖昧な表現を使ってしまいがちですが、それでは行動に結びつきません。明確に数値化しましょう。
4. メモを残す
4つ目は、必ずメモに残しておくことです。ビジネスを考えている起業家にとって、忘れるということは貴重な財産を失うことです。思いついたこと、教えてもらったことは、その場でメモすることを習慣にしましょう。
5. 初心忘れるべからず
5つ目は初心を忘れないこと。そうすることで、事業に詰まったときなど、「何のために」「なぜ」この事業を始めようと思ったのか、起業を思い立った瞬間の熱い気持ちを思い出すことができます。
6. ポジティブでいること
最後は、ポジティブに考えること。「できるかどうか」ではなく「どうすればできるか」だけを考え、どんな困難があっても、あきらめずに前向きに考えることは、構想を練る上で非常に重要な基本姿勢です。構想を練る上で最大の障害となるのは「できないかもしれない」という心の迷いです。
自分でもアメリカで起業できるかどうか、事業の種類や規模、十分な収益を上げる生産能力があるかなど、少しでも気になることがある方は弊社までお気軽にご相談ください。企業によるビザや永住権の申請に特化したエキスパートや専門弁護士がお答えします。