アメリカ移住には必ずビザが必要です。
アメリカはかなりビザに厳しい国なのでビザ問題をクリアしなければアメリカ移住は不可能です。アメリカに移住を考えている全員がビザの問題に直面し、多くの悩みを抱えます。取得するべきビザは個人によっても変わり、情報も多く混乱を招きやすいのも現状です。
この記事ではどのようなビザでアメリカに移住可能なのかについて解説しています。
観光ビザでは移住できない
まずはじめにアメリカではESTAと呼ばれる観光ビザでは移住することができません。ESTAではアメリカに90日しか滞在できず、1年に何度も観光ビザで入国することができないので、長期滞在を希望する場合は別のビザを検討する必要があります。
ESTAで仮に90日以上アメリカに滞在してしまうと一生アメリカに記録が残るので今後他のビザを取得することが困難になる可能性があるので注意が必要です。
F1ビザ(学生ビザ)で学生として勉強する
F1ビザと呼ばれる学生ビザでアメリカに来ることができます。この学生ビザは最大5年有効で、簡単に取得可能です。語学学校から大学院までこのF1ビザの対象範囲です。F1ビザの注意点はアメリカにいる間は就業できないという点です。この期間に就業してしまうとあらゆるビザ申請に影響が出てしまうので注意が必要です。
アメリカの大学や大学院を卒業するとOPT(Optional Practical Training)と呼ばれる訓練期間が設けられてアメリカで合法的に働くことができます。
OPTは専攻によっては延長できる
通常のOPTは1年間ですが、専攻科目がSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)の場合は、OPTの期間を3年間まで延長することができます。このOPT期間中に会社からスポンサーの許可が下りるとH1-Bビザと言われる就労ビザに申請することができます。
学生ビザから投資ビザへ変更する
また学生ビザの間に投資ビザ(Eビザ)に変更することも可能で、そうすればアメリカで合法的に働くこともできアメリカに永住することができます。学生ビザの時に投資家ビザに変更したとしても、引き続き学校には通うことができます。
H1-Bビザで企業に就労する
H1-Bビザと呼ばれる就労ビザでアメリカに移住することができます。基本的にアメリカにF1ビザで学校に来てOPTの期間中に申請することになります。H1-Bビザの申請はスポンサーしてくれる企業を通して行われます。4月初日に申請を行った後、アメリカ政府による抽選があり、その後取得単位や職務経験などによって選考が行われます。
H1-Bビザは発行数が少ない
このH1-Bビザは1年間の発行数が決まっているのでかなり競争率が高いと言えます。最近、トランプ大統領に変わってからH1-Bビザの発行数が減少しているのが現状で、大学卒の文系で社会人経験の少ない生徒は獲得がかなり難しいと言われています。
いくら能力が高くても抽選で漏れる可能性も十分にあるので、アメリカに移住したいと思っている方は他の選択肢を考えた方がいいかもしれません。
H1-Bでは会社を辞めることができない
またH1-Bビザを取得した後はそのスポンサーをしてくれた会社でずっと働く必要があるのでその会社を辞めて、アメリカに残りながら他の会社で働くことはできません。H1-Bビザの有効期間は基本的に3年で、最長で6年まで延長することができます。
H1-Bビザからグリーンカードの申請を行うことはできますが、年々永住権が取れる可能性が難しいです。特に学部卒で運良くH1-Bビザを取れたとしても、グリーンカードの取得はかなり難しくなっています。
E2ビザで投資家としてアメリカに移住する
E2ビザと呼ばれる投資家ビザではアメリカに永久に滞在することができます。この投資家ビザはアメリカに移住したい人に最も最適なビザになります。ビザにあらゆる制約を設けているアメリカ合衆国で、E2ビザは最も制約が緩く、一度取得するとアメリカに半永久的に永住することが可能です。
E2ビザは発給数に制限がない
またH1-Bビザとは違って、ビザの発給数に制限がなく1年間でいつでも申請ができるので、運によって落とされることはありません。E2ビザではアメリカで合法的に働くことができるので、合法的に働くことができない学生ビザからの切り替えはかなりおすすめです。
M&Aで利益率の高いビジネスの買収が可能
E2ビザでアメリカでビジネスをすることになりますが、新規ビジネスを立ち上げようとすると大抵の場合は失敗してしまいます。しかし、M&Aで既存のビジネスを買収することによって、利益率の高い小さな商売を運営することができます。
E2ビザはL1ビザと違って日本に会社を持つ必要もなく、投資額がある程度大きければ可能なビザなので日本人が取得しやすい(他の人種よりも)かなりおすすめのビザです。
・ 投資E2ビザでアメリカに移住しよう【メリット・デメリット】
J1ビザでインターンとしてアメリカで働く
J1ビザと呼ばれるインターンシップビザでアメリカに短期間移住することが可能です。J1ビザはアメリカの雰囲気を味わうためのようなビザで最長で18か月滞在することができます。J1ビザでインターンとして働くことは可能ですが、給料はほとんどの場合最低賃金なので、それは理解しておく必要があります。
J1ビザは延長や更新ができない
J1ビザは学生ビザのF1ビザと同様に取得しやすいですが、延長や更新ができないのでアメリカに長期的に滞在したい方にはおすすめしないビザです。アメリカで長期滞在したい場合は、J1ビザの間にF1ビザやE2ビザに切り替えることが必要になります。
L1ビザで駐在員としてアメリカに移住する
L1ビザという駐在員ビザを使うことでアメリカに移住することが可能です。日本に親会社があって年商1億円以上、従業員10人以上持つような会社であれば、L1ビザを用いて管理職以上の人間をアメリカの子会社に駐在させることができます。
L1ビザは比較的に永住権が早くもらえる
L1ビザは有効期間は管理職であれば最長7年、特殊技能職であれば5年までで、その後のグリーンカードの申請も可能です。H1-Bビザとは違って、グリーンカードを比較的早く獲得できることができます。日系企業の滞在指令が受けれることができるのであれば、アメリカに長期的に滞在することができます。
L1ビザを若いうちに取得するのはほぼ不可能
ただ日本である程度高い地位についていなければいけないので若いうちからL1ビザでアメリカに移住することは厳しいでしょう。より若い年齢でアメリカに移住したいなら上で述べたE2ビザを取得することをおすすめします。
O1ビザでアーティストとしてアメリカに移住する
O1ビザというアーティストビザでアメリカに移住することが可能です。アーティストビザは主に日本で雑誌、テレビなどメディアに取り上げられたことのあるような方対象です。アーティストの種類としては歌手、ダンサー、美容師等さまざまな業種が該当します。
アーティストビザの難易度はH1-Bビザと同様に年々高くなっています。日本でかなり有名であったことを示す証明書を提出しなければいけないので、一般の方にはほぼ取得不可能なビザです。
アメリカからの雇用が必要になる
またH1-Bビザと同様にアメリカの雇用側からのスポンサーが必要になり、Oビザを持っていない時にスポンサーを探さないといけないので難易度はかなり高いと言えます。ビザの有効期限は3年間で1年ごとに更新することが可能です。
有名な方であればOビザによってアメリカ移住することはできますがそのような方であれば投資家ビザであるE2ビザを取得してアメリカに移住する方が賢明です。
アメリカで住みやすい街は?
アメリカで住みやすい街一位にテキサス州オースティンが3年連続選ばれました。アメリカに移住する際は、物価、治安、雇用、教育などさまざまな要素を考慮する必要があります。
また日本人が多く住んでいる地域も限られているのでアメリカに来る前に十分リサーチする必要があります。
アメリカは移民をあまり受け入れない
ひと昔前まではアメリカは移住しやすい国でした。しかし近年アメリカは移民に厳しくなり移住するのが難しくなりました。
・アメリカ人の雇用を奪わない人(アメリカ人ができない仕事ができる)
・アメリカ合衆国の経済発展に貢献する人
この2つを満たす移民以外は全て受け入れないようになりました。また移民としてのステータスはかなり弱く、アメリカで合法的に働けないなどビザには厳しい制約があります。アメリカ移住をしたい方は投資家としてE2ビザを取得してくる方法が最も日本人には手取り早く安全です。
ビザ、アメリカ移住方法に関するノウハウ
アメリカはビザにとても厳しい国です。個人の状況や目的によって取るべきビザが異なり、一度ビザを取り間違えてしまうとアメリカに不自由になる可能性もあります。私たちBusiness-maはアメリカ移住の際のビザに関するノウハウを持っています。特に私たちは投資家ビザであるE2ビザがかなり得意で今まで多くの日本人のアメリカ移住を成功させてきました。アメリカに投資家ビザで移住したい方は以下のリンクへお問い合わせください。